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2007年5月11日 (金)

結婚の対価

ごく稀にですが、自分が本物のmulti-taskerなんじゃないかと思う日が年に数日あって、それが今日(というか昨日か)でした。そんな中、考えさせられる記事を発見...

【米経済コラム】ウォール街の男性陣、その結婚の代償-M・ルイス
2007-05-08 00:17 (New York)

【記者:Michael Lewis】
   5月8日(ブルームバーグ):数カ月前、ブルームバーグ・ニュースのキャ
ロライン・バーン記者は、裕福なビジネスマンの元妻にとって有利な判決を下
した英離婚裁判所の太っ腹ぶりを記事にまとめた。

   ヘッジファンド・マネジャーのアラン・ミラー氏には子供のいない結婚生
活に3年足らずでピリオドを打った代償として1000万ドル(約12億円)の支
払いを命じる判決が、広告大手WPPグループのマーティン・ソレル最高経営
責任者(CEO)には約6000万ドルの支払いを命じる判決がそれぞれ下された。

   貴族院の上訴委員会(最高裁に相当)は昨年、離婚した夫婦の元妻に対し、
元夫の将来の全所得の半分を半永久的に受け取る権利を認める判断を下している。

   ウォール街で働く男性陣の目は、一連の判決にくぎ付けになった。無理も
ない。金融市場とはかなりの隔たりがある一握りの英司法当局者が、金融業界
の大惨事を画策しているからだ。その影響は、1987年のブラックマンデー(株
価大暴落)や、大手ヘッジファンド3社の破たんによる打撃を上回る規模になる恐れもある。

   危機にさらされているのは、もはや住居の所有権や子供の親権だけではな
い。将来のボーナス(賞与)の行方が危ないのだ。数多くの投資銀行家がこぞ
って離婚の予定を棚上げしている様子が目に浮かぶ。

   さらに数週間前、バーン記者は新たな記事を書いた。所有財産5300万ドル
の半分を元妻に支払うよう命じられた元夫に、将来のボーナスを全額受け取る
権利を認めるロンドン高等法院の判決に関する記事だ。ただこの判決に安堵(あ
んど)のため息をつくのは早計だろう。英国の法律は依然として複雑だ。明確
な規則はなく、あるのは互いに矛盾した過去の多くの判例だけ。つまり現在は、
ロンドンのヘッジファンド・マネジャーと離婚するのに最高のタイミングといえるわけだ。

                      「結婚するべからず」

   英国の離婚裁判の弁護士ジェレミー・レビソン氏は、窮地に追い込まれて
いる裕福な英国男性の顧客にこう諭している。「結婚するべからず。もしどうし
てもしなければならない場合は、あなたと同じくらいに裕福な結婚相手を見つけるべし」。

   この英国の問題は、ウォール街で働く男性陣にも、もちろん他人事ではない。

   ウォール街の男性陣はいったいなぜ結婚するのだろう?お金に強い関心を
持ち、金もうけのために人生の大半を費やす彼らは、平均を大幅に上回る所得
を得る可能性が高い。金融市場の動向次第では、所得は数百万ドルにとどまら
ず数億ドルに達することもあろう。

   実際に金持ちになれたとすれば、それは金融取引の確率を見極める卓越し
た才能のたまものだ。しかしある時点で彼(通常は「彼」、ごくまれに「彼女」
の可能性もある)は、悲惨な結果を招く可能性のある離婚の確率を平気で無視
してしまうのだ。なぜだろう?

                        コール・オプション

   別の言い方をすれば、ウォール街の若い男性が結婚によって受ける恩恵に
さほど変化がない一方で、そのコストは青天井になっている。さらに悪いこと
には、ウォール街で財を成す行為と、離婚の確率は正比例するという現実もある。

   もちろん、ウォール街の男性陣の私生活が、仕事の時ほど抜け目なく、計
算高いものではないことは多い。すべての男性にとって恋は盲目だ。結婚に際
して妻に売って手放すものが、自分の所有財産の半分のコール・オプション(買
う権利)であることに気付いた時には後の祭りだ。このコール・オプションに
は、年を取ったぶよぶよの夫のプット・オプション(売る権利)が安価で付いてくる。
(マイケル・ルイス)

これ、投資銀行で働く人々には結構重いネタだと思うんですけど、どうですか? まあ日本だとここまでひどくはないですよね。離婚訴訟は他先進国ほど発達してないし、それにこのニュースの様な高額所得者って限定的。ほら所詮極東支店だからこのニュースの方々みたいにたくさんは貰えないんです。

でも私のロンドンオフィスの同僚(高額所得者)はこの記事の通りで、離婚を数年前から考えているものの、英国の離婚訴訟は米国よりもひどい = 米国よりも妻に持ってかれる構図になっているため、簡単に離婚を決意できないと言ってました。よって彼には妻がいるけれど「独身」としての生活をエンジョイしてます。

でも、そもそも論ですが、なんで若くして結婚なんかしたいんですかね? 私、自分が男だったら40歳手前まで絶対結婚しないですけどね。25歳の時の自分と相手、35歳の時の自分と相手の位置関係ってずれている可能性が高いですよね。つまり、25歳社会人駆け出しの時の相手が自分の成長とともに同じスピードで成長してくれたらいいですけど、多くの場合そうとは限らない。特に女性が家庭に入ってしまうと、男性が社会的に前進しているのに比べて女性は停滞してしまう。だから「ずれ」が生じることが多いはずなんです。そしてその「ずれ」が生まれるから「離婚」という結果があるのだと思うんです。

前にご紹介した不倫カップルなんかはその典型かと。男は学生時代から付き合ってた子と20代中盤にて結婚。妻は堅実な日本企業に勤務、男は投資銀行。当たり前ですが、妻には男の仕事が理解不能。夜は遅いし、週末はいないし、正直、話聞いても何やってるかさっぱり不明。文句も言いたくなる。一方、男は激務でくたびれ、仕事の愚痴の一つでも言いたいのに、逆に妻から仕事や生活スタイルについて文句を言われ、そんな時、自分の厳しい状況をよく理解してくれて、自分の生活スタイルに合う女が現れたらどうなりますか? そっちになびきませんか? たぶんそういう事なんだと思うんです。

でも男の人って女性よりロマンチックなのかもって思うこと多いです。こういう話(なんで若くして結婚したいかね?)をある男性にした時に、「その時の気持ちに素直になりたいからじゃないかな」って言われて驚愕。彼はクオンツ系の超冷静男。そんな彼からそんな純粋な言葉が出るなんて... と初めて彼にも血液が流れているのを確認した瞬間でした。

オプションの話を読むと女性にとっていかに有利な状況かが分かりますよね、特に海外の場合。結局、女性は所有財産半分の「コールオプション」を貰い受けるのに加えて、ヨボヨボおやじの「プットオプション」までゲット。でも男には何があるんですかね、結婚で得られるものって? そう考えると、やっぱりロマンチストじゃないと結婚って出来ないのかもしれませんね... 既婚男性のご意見お待ちしてます。

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コメント

世の中には、すっごい額のお金を離婚でもらえる人もいるんですね…別れた奥さんが、その大半を寄付したらセレブっぽくてクールですよね…または何か意義のあるファンドに投資するとか…色々考えれていいですね☆

男には家政婦が必要なんですよ。妻は身の回りの世話をしてくれるから必要なんじゃないですか?ちょっと母親代わり的な存在が。。。

やっぱり結婚したいしたいモードの適齢期彼女に押し切られるケースが多いのではないのでしょうか・・

すばらしい記事
 
日本では財産はここまでひどくないけれど
都合のよい男女平等が家庭内でも乱用されて、働かないで偉そうな専業主婦の尻に敷かれてる惨めな夫が多いでしょう

だから若い世代の男は草食化してるのです

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